私たちの授業へのおもい
「動物とのふれあい」や一般的な道徳の授業にとどまらず、主体的かつ協働的で、児童生徒の心に響き、内面に変革をもたらすような授業を、先生方と協働しながら創り上げていきたい。そんな思いで活動を始めました。そのために私たちは、4つの視点を大事にしています。
- 講師が伝えるだけでなく、児童生徒に考えてもらうことに重きを置いた授業
- 身近な生活の中から、社会や地球環境に視野を広げる授業
- 可哀想で終わらない、その先、自分に何ができるかを考えるきっかけを作る授業
- 自ら問題意識をもって、社会課題に取り組むきっかけ作りとなる授業
キャリア教育などの単元のみの出前授業にも、先生たちと作り上げていく授業にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
子ども達への学びの入り口として、なぜ家庭動物が有効なのか?
パパ・ママという言葉と同様に、どの国の子どもも、最初に覚えるのはワンワン・ニャンニャンですし、絵本や昔話には動物を題材としたものが多くあります。
古来から人類が生き延びていくために、生まれながらに異種の動物の存在に関心を持ち、観察して対応を考えいこうとする能力を備えているからではないかと、発達心理学の分野においても言われています。
大人が想像する以上に、動物を飼育しているか否かや、アレルギーの有無などにかかわらず、動物に興味関心を抱く子どもが多いということは、私たちがこの活動を行うようになって改めて気づいた、うれしい発見でもあります。
2022年度 小中学校向け ご案内チラシ
実施可能な授業例
SDGsについて考える際のヒントとなる授業
人類の暮らしと動物との関係を歴史で振り返り、現在の世界各地の動物の実情を提示しながら、人間が要因となっている困りごとを分かりやすく伝えることにより、地球規模でSDGsを考えるヒントとなります。
社会の状況や仕組みを知り、問題解決を考える授業
動物保護センターに犬や猫が持ち込まれ殺処分されている現状を知り、それを可哀想と捉えるだけにとどまらず、こういった状況が発生している原因は何か、それを解決するにはどうすれば良いかについて、意見交換しながら考えていくことができます。
多様性を認めるきっかけを作る授業
生き物としての種類は違っても命は同じであるというメッセージを通じて、自分とは違う人でも、相手を認めること、思いやることの大切さを教え、多様性について考えるきっかけをつくることができます。
命とは何かを考える授業
みんなが飼いたい「かわいくて・ちいさくて・元気」な動物を購入してペットとしている反面、動物愛護センターに保護されてしまう犬や猫がいることを例示し、命とは何かを考えていくことができます。
また、野生動物・展示動物・産業動物・家庭動物という人間が分けた4つのカテゴリの中の「産業動物」のいただくいのちについて知ることで、命とモノの違いについての意識を深めることができます。
社会の仕組みを知り、市民生活について考える授業
動物に関する「ボランティア」を通して市民生活・職業生活・学校生活・家庭生活という 4つの暮らしにおける「はたらくこと」について関係性や違いを知ることができます。また、ボランティアの意義を知ることを通して、社会の仕組みを知り、市民生活へのきっかけを考える機会になります。
キャリア教育・STEAM教育の推進
社会が激しく変化し、多様な課題が生じている社会において、実社会での問題発見・解決に生かしていくための新たな学習にご活用ください。